精神障害者手帳
札幌市の精神科・心療内科、ことのはメンタルクリニックです。
精神障害者手帳とは
精神障害者手帳とは、障害を持つ方が一定の障害にあることを証明するもので、障害の程度により1級から3級までの区分があります。
手帳を取得することにより、障害の種別と程度に応じたサービスがご利用可能となります。
正式には精神障害者保険福祉手帳と呼ばれます。
具体的なサービス例
具体的なサービス例を挙げてみます。
全国共通のものと、都道府県や市区町村独自のものがございます。
全国共通のサービスとして
・一般企業での障害者雇用枠での採用
・所得税の障害者控除
・住民税の障害者控除
・自動車取得税の障害者減免
・自動車税の障害者減免
・相続税の障害者控除
・生活保護の障害者加算の算定
・携帯電話料金の料金割引(docomo,au,softbankの各社に割引プランがございます)
・航空運賃の割引
・ほとんどの映画館での料金が1,000円
・ほとんどの美術館や博物館が無料
・ジャンカラやラウンドワンでの割引
有名なものをいくつか列挙しましたが、上記以外にもまだまだございます。
都道府県や市区町村独自のサービスとして
・例えば札幌で精神障害3級の場合、交通費助成として
①サピカチャージを年間最大48,000円
②タクシー券を年間最大13,000円
③自動車燃料助成券を年間最大10,000円
のうちいずれか1つを選択できます。
・札幌市営地下鉄線や路面電車においての割引運賃
例えば定期料金は50%割引です。
同行される介護人の方も対象です。下の画像も参考にしてください。
自治体毎に様々なサービスがございます。
サービスの種類や詳細につきましては、今後随時追記していきます。
交付申請の対象となる方
精神科の病気があり、長期にわたって日常生活または社会生活への制約がある方が対象です。年齢や入院・在宅の区別はありません。
初診日から6ヶ月以上経過している場合にのみ申請が可能です(他院含む)。
精神障害者年金と比較すると軽症でも交付されるケースが多く、交付される対象疾患も広めです。
交付を希望される方は当院までご相談ください。
交付申請手続きの流れ
下記の書類等を、お住まいの自治体の精神障害者手帳申請窓口へご持参ください。
自立支援医療の申請窓口と同じです。札幌市内の方であれば各区役所の保健福祉課が窓口です。例えば札幌市西区在住の方であれば西区役所2階の保健福祉課です。
※初診日から6ヶ月経過後に申請が可能です(他院から当院へ転院された方は前医の初診日です)
・精神障害者保健福祉手帳申請書(申請窓口にございます)
・精神障害者保健福祉手帳申請用診断書(当院で作成いたします。診断書料金は6,000円です。作成には1週間程度のお時間を頂戴することがございます)
・身元の確認ができる書類(運転免許証やパスポートなど)
・写真(縦4cm×横3cmで無帽、正面、無背景のもので1年以内に撮影したもの)
・マイナンバーが確認できる書類
・印鑑
有効期限
有効期限は申請日から2年間です。 継続して利用を希望される方は更新手続きが必要です。 更新手続は有効期限の3か月前から可能です。
※有効期限が近付いても通知はございません。ご注意ください。
自立支援医療をご利用の方へ
精神障害者手帳の交付を申請するための「精神保健福祉手帳申請用診断書」は自立支援医療を利用を申請するための「自立支援医療申請用診断書」と同じものです。
2つの制度の利用を同時に申請することも可能です。その際の診断書は1枚で問題ございません。 なお、精神障害者手帳の有効期限は2年、自立支援医療受給者証の有効期限は1年と異なります。更新時期にはお気を付けください。
参考
心に病のある方へ/札幌市
https://www.city.sapporo.jp/shogaifukushi/guide/kokoro.html
精神障害者保健福祉手帳の交付について知りたい – 札幌市
https://www.callcenter.city.sapporo.jp/sapporo/cc/web/knowledge1724.html